2017.04.12
Coronaが誘うは、喧騒を離れ気の置けない友達とスペシャルでリラックスなひと時を過ごすこと。そんな”THIS IS LIVING”なブランドメッセージを体現する人がいる。記念すべき第一回目のゲストに迎えたのは、優しい目と人間味に溢れる作品が魅力のイラストレーター、花井祐介氏だ。ボーダレスに趣味と仕事、そして家族を愛するエバンジェリスト(体現者)に、人生の豊かさや歓びを聞いた。”好き”を貫いている人ってイキイキしているしみんな笑っている。
19歳の時、地元の先輩がオープンするバーの看板やメニュー制作の手伝いで描いたことが仕事として絵を描くきっかけになりました。その先輩は1960-1970年代のカリフォルニアが好きで、参考に英語の本をいろいろ渡されて。その中でカウンターカルチャーに精通しているサンフランシスコのリック・グリフィン(※1)というアーティストの絵がすごく気になり、影響を受けました。一番はじめに描いたのが4×1.5mくらいの大きさの看板でした。
気づいたらフリースタイルでスタートを切っていたという感じですね。なんか、すみません(笑)。最初はバーテンダーのアルバイトをしながらメニューとかの制作物を作るというサイクルを5年くらい続けて。それがどんどん面白くなって、バーでお金を貯めて23歳でサンフランシスコのアートカレッジに行ったんです。日々、サーフィンと勉強をしながら1年間の留学して帰国後は知り合いの看板屋さんでバイトをしていました。
2005年に開催された第一回目のGreen Room Festivalで知人が出店するバーの看板を手掛けたんです。そしたら、たまたまカリフォルニアのギャラリーのオーナーが見て声を掛けてくれて。それがきっかけでどんどん作品を描いていろんな人に知ってもらうことができました。
今までお世話になった人たちに迷惑をかけないこと。安っぽいことをやってしまうと一緒にやってきた人たちの顔に泥を塗ってしまうというか。 例えばグラフィックが気に入って高いお金を出して買ったものが、のちのちそのグラフィックが安っぽいものに使われていたら、気にいって持っていたものまで安っぽく感じてしまう。そんな気持ちにさせないように、今までよりも作品の価値が上がるような仕事の仕方をしたいな、と。
地味な生活ですよ(笑)。朝起きてご飯を食べて、娘と遊んで。9:00に音楽を聴きながら(※2)作業をスタートして18:00には切り上げます。サーフィンは、波次第(※3)。ウネリ、干潮満潮、風の変わり目等を考慮してサーフィンが出来ればカブ(バイク)にサーフボード乗せタイミングを見て海に行ってますね。
今のこのペースをキープしてやっていきたいですね。これ以上忙しくなり過ぎるとバランスが崩れそうで。
ただ流行のものを集めて売るのではなくしっかりとしたバックグラウンドがあってスタイルが確立されている、そしてテンションが合うブランドとコラボしたかったんです。まさに、という感じで。洋服屋さんなのにサンドイッチ屋さんもやっている(※4)というので、その感覚もすごく気になっていたんです。グラフィックを作るのが楽しみです。
photo:Yusuke Kashiwazaki
text:Yoko Onishi
special thanks:BUY ME STAND, SON OF THE CHEESE
イラストレーター
ノスタルジックかつユーモラスなキャラクターでお馴染みのイラストレター。コロナとの出会いはバーでアルバイトをし始めた頃。サーフィンの先輩から「コロナにはライムを入れて飲むのがクールなんだよ」と聞いて「かっこいいなー」と感心した思い出あり。
http://hanaiyusuke.com
www.instagram.com/hanaiyusuke
2019.10.18
Corona CONNECTIONS vol.09 : Michael Kaneko
Coronaへの思いを訊くとともに、オリジナリティ溢れるサウンドを奏でるMichael Kanekoのバックボーンに迫る。
2018.12.03
Corona CONNECTIONS vol.08 : Hilda Palafox
メキシコアート界でもっとも注目される一人であるヒルダ・パラフォックスが11,864Kmを超えて広島県・尾道市に渡った。
2018.06.02
Corona CONNECTIONS vol.07 : SAIRU
アーティストであり生身の人間。生きとし生けるLIVEを送る、そんな彼らが今と昔に思うこととは。リーダーのKOHEIに聞いた。