せっかくの沖縄。コロナサンセットフェスだけでなく、海にも入りたいし、ソーキそばも食べたいし、クラフト体験も楽しそう！ 気になるスポットは尽きませんが、本当に知りたいのはローカルたちの行きつけ。地元客でごった返す食堂や仲間たちが集うナイトスポット、息抜きで行く絶景ポイントなど、観光客ではアクセスできない体験が旅をより一層豊かなものにしてくれます。そこで沖縄を愛する3名の方に、目的別のおすすめスポットを聞いてみました。今回は沖縄が誇るラッパー、RITTOさんによる極私的沖縄案内を。

RITTO

沖縄県出身。フリースタイルラップバトル「ULTIMATE MC BATTLE」で頭角を現した後、仲間とともにコレクティブ、赤土を結成。最新作は ターンテーブリスト、DJ HI-Cと共同制作した『OPEN』。

インスタグラム :https://www.instagram.com/rittokinawa/

沖縄で「遊ぶ」

西海岸道路 / 臨港道路浦添線・浦添北道路（中部 / 浦添-宜野湾）

“沖縄の素晴らしい海を堪能できるドライブスポット。夕焼けを横目に見ながらのドライブはマチガイナシ！”
正確には糸満から読谷に至る50kmにも及ぶ道を指しますが、沖縄ローカルは那覇新港から宜野湾に抜けるバイパスを“西海岸道路”と呼んでいます。全長4.5kmの海沿いの道はドライブに最適で、なかでも海の上に架かる牧港高架橋はこの道のハイライト的スポットです。開通したのは2018年。翌年には通り沿いに大型ショッピング施設、パルコシティがオープン。ドライブがてらショッピングも楽しめます。RITTOさんがおすすめする時間帯はサンセットタイム。この通り沿いには、夕日が望める名所がいくつかありますが、宜野湾港マリーナや隣接する宜野湾マリーナ海浜公園は駐車場付きで便利。西海岸ならではの海に沈むサンセットが楽しめます。

西海岸道路（臨港道路浦添線・浦添北道路）

沖縄県浦添市西洲と宜野湾市宇地泊を結ぶ4.5kmのバイパス。開通により、空港へのアクセスが向上し、国道58号の渋滞が緩和した。

沖縄で「買う」

波の上MUSIC&BARBER（南部 / 那覇）

“沖縄ストリートシーンには欠かせないアーティストの音源や情報がゲットできる”
2015年、RITTOさん率いる赤土のDJ4号棟がオープンしたミュージックストア。2019年にバーバーとカフェを併設して現在の店名『波の上MUSIC＆BARBER（波の上ミュージック＆バーバー）』に。ミュージックエリアでは、地元沖縄のアーティストを中心に、ゆかりのあるアーティストの音源やオリジナルのアパレルが揃います。腕利きのスタッフが在籍するバーバーエリアには地元の顔役から近所に住むお年寄り、カフェエリアには子どもを連れたママさんなど、幅広いお客さんが来店。ニューヨークのバーバーと同じく、ネイバーフッドにおけるコミュニティスペースとして日々賑わいを見せています。

波の上MUSIC&BARBER

沖縄県那覇市辻1-2-14 1F

098-960-3838

▼バーバー
月-金 9:00-22:00（L.O.） / 土日祝 9:00-20:00（L.O.） / 不定休

▼カフェ
月-金 11:00-23:30（L.O.）/ 土日祝 11:00-20:00（L.O.） / 不定休

インスタグラム :https://www.instagram.com/naminoue_music_barber

※バーバーのご予約はこちら、またはお電話にて。

沖縄で「食べる」

上間沖縄天ぷら店 登川店（中部 / 登川）

“味、気持ち、値段すべてがマッチする。長く愛される絶品の天ぷらを喰らいやがれ！”
天ぷらは沖縄県民のソウルフード。卵をたっぷり使った衣はぼってり分厚く、そのままでも食べ応え満点。それをウスターソースやマヨネーズ、一味などをかけていただくのが沖縄流です。『上間沖縄天ぷら店』は、40年以上にわたり県民に愛される老舗。その証拠に、取材中もひっきりなしに天ぷらを求めるローカルたちで賑わっていました。人気ナンバーワンは白身魚を使った「さかな天ぷら」。1点105円とリーズナブルなプライスで、10個、20個と大量買いするお客さんも多いとか。ちなみにRITTOさんがおすすめするのは、沖縄そば。そこに思い思いの天ぷらをトッピングするのが通の嗜み。「毎日食べたいと思うほどサイコーなんだ!」とRITTOさん。

上間沖縄天ぷら店 登川店

沖縄県沖縄市登川3-23-20

098-937-9477

5:00-19:00 / 無休

公式ウェブサイト :https://uemabento.com